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子や孫のためのワンポイント税務対策

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子や孫のためのワンポイント税務対策

2020年01月06日

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これからの世代は大変だ。年金だけでは生活できないかもしれない。どうにかして子や孫を何とか手助けできないものだろうか...

子孫のために美田を買わず、と言うけれど

これは西郷隆盛の言葉とされています。平たく言えば、子供や孫に財産を残すとロクなことはない。他人の恨みを買うこともあるし、努力して経済的に自立しようとしなくなる。そんな意味になるでしょうか。
とは言っても、世の中のほとんどの親はこう思うはずです。
「子供に少しは財産を残したい」。
バブルの恩恵を受けた団塊の世代、あるいはその少し後の世代は、真面目に働いて堅実な生活を送っていれば、それなりに蓄財も可能でした。しかしそのジュニア世代はそうはいきません。リタイアして悠々自適な生活を送る親世代が、子や孫に「美田」を残してやりたいと思う気持ちもわからないではありません。

もし、宝くじで一千万単位の高額当選金を得るようなことになれば、当然子供に分けてあげたくなるでしょう。しかし、この親心の前に立ちはだかるのが贈与税です。宝くじの当選金は課税対象にはなりませんが、それを贈与するとなれば課税対象になります。贈与税は税金の中でもっとも税率が高いのです。仮に親が得た当選金のうち一千万円を子供にプレゼントしたとしましょう。すると177万円の贈与税がかかることになります。これは20歳以上の実の子に親が贈与した場合の税額です。ただしこのケースでも1年間に110万円以下の場合、課税されません。税額は贈与した金額、贈与する側とされる側の関係、さらに贈与の継続性などによって大きく変わってきます。法律上、他人であるケースは税額が跳ね上がります。
ある人が何かのきっかけで特別な関係にあった人物から法律上問題のある形でお金や不動産の提供を受けていたことが発覚することがあります。その場合には贈与税が待ち受けることになります。
子供に「美田」を残したいなら「年間110万円以内」を覚えておきましょう。

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※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。