脱・固定電話で業務が変わる。
ランニングコストも削減。

ホームセンター「ジャンボエンチョー」を中心に、静岡県・愛知県内に57店舗を展開するエンチョー様。近年では、建設業界向けのプロショップ「ハードストック」、アウトドア用品店「SWEN」、ペットショップ「ズースクエア」などの専門店を積極的に出店し、他社との差別化を図っている。また、こうした事業拡大を進める一方で、電話設備の経年劣化が課題になってきたことから、本社と各店舗の音声通話環境の抜本的な見直しに着手。「KDDI 光ダイレクト」「KDDI ビジネスコールダイレクト」「auスマートフォン」などを導入し、音声コミュニケーションの利便性を大幅に向上させるとともにランニングコストの削減にも成功した。

エンチョー様が、音声通話環境の全面刷新を決断したのは、KDDI まとめてオフィスからのある提案がきっかけだった。加藤様は「当初の目的は老朽化した本社のPBX更新と、店舗で使用していたPHSの通話品質を改善することでした。しかし、多額の費用がかかることから対応に苦慮していたところ、KDDI まとめてオフィスから、機器の更新だけでなく電話システム全体を見直すことで、ランニングコストを下げ、利便性も向上できるという提案をもらい、当社にとって願ってもないプランだったことから、新たな電話環境の構築に挑戦することにしました」と経緯を語る。また佐野様は「他社にも相談しましたが、我々の期待を超える提案力に加え、電話回線から設備、スマートフォン、工事まで、窓口ひとつで対応できるのはKDDI まとめてオフィスだけであり、信頼して任せられることから採用を決定しました」と説明する。

ランニングコストの削減は、本社と全57店舗の電話回線をすべて「KDDI 光ダイレクト」に統一するとともに、固定電話機を大幅に減らすことで実現。佐野様は「基本料を中心にコストダウンができると提案され、半信半疑だったのですが、運用を開始してみると、新たにスマートフォンの通話料(外線発信)が加わったにも関わらず、固定費と通話料を含めて直近で13%以上コストが下がり驚きました」と振り返る。また、「KDDI ビジネスコールダイレクト」でauスマートフォンを内線電話化したことで利便性も大幅に向上。大石様は「以前は、自席の固定電話でしか内線電話がとれなかったのですが、今ではスマートフォンで会議室でも、外出先でも、内線電話を受けられ、外線着信の転送もしてもらえるので大変便利になりました。また、『KDDI SMARTアドレス帳』で、全員の電話番号を共有でき、異動の際も最新情報に更新されるので、連絡がしやすくなりました」という。

また、各店内でもほぼ全従業員がauスマートフォンをもつことで、大きな効果が生まれている。杉山様は「店舗が広いこともあり、以前のPHSでは屋外の売場まで電波が届きにくかったのですが、スマートフォンになってストレスなく使えるようになりました。代表番号への着信を固定電話の近くにいなくてもスマートフォンでピックアップできるのも便利ですね。また、お客さまの求める商品が店頭にない場合、他店の担当者のスマートフォンへ内線連絡をして素早く在庫確認ができるようになりました。もちろん、外線発信もでき、『auオフィスナンバー』を使えば、店の代表番号でお客さまに発信できるので大変便利です」と言う。さらに、スマートフォンは社内の情報共有にも活用されはじめている。佐野様は、「商品陳列などの好事例の横展開も、スマートフォンと「+メッセージ」だけで簡単にできるようになりました。スマートフォンを業務に持ち込んだことでやりたいことが次々と膨らんでおり、今後、DXを推進していく上で良い基盤ができたと感じています」と新たな挑戦に意欲を燃やしている。

エンチョー様の音声通話環境の概要