さらなる事業成長へ、
オフィスと電話を全面刷新

熊本県内でトップクラスの管理戸数を誇る賃貸不動産事業を核として、不動産の売買・賃貸、仲介業務をワンストップで提供するコスギ不動産ホールディングス様。国内外の半導体メーカーの進出によって不動産市場が活気を帯びるなか、さらなる成長を目指し、手狭になっていた営業拠点の移転・リニューアルを実施。同時に電話システムを「Webex Calling」に切り替えることで移設コストを削減するとともに、スマートフォンを内線電話化し固定電話に縛られない音声通話環境を構築した。また、PBXのクラウド化によってBCP対策の強化も実現。熊本地震の教訓を活かし、緊急時でもお客さまをしっかりサポートできる業務環境を構築できた。

今回、オフィス移転リニューアルを行ったのは、コスギ不動産ホールディングスグループにおいて不動産売買事業を担うコスギ不動産リアルティ・売買事業部様。同部の尾方様は「人員が増え、業務内容も変化したことで、商談スペースや会議室の不足が深刻化し、今後の事業成長へ向けてオフィスの移転が急務になっていました」と振り返る。また、移転を機に音声通話環境の改善にも挑戦。黒木様は「不動産業にとって電話はお客さまとのコミュニケーションツールとして非常に重要です。機会損失を防ぐためにも、どこでも電話が受けられる環境が理想であり、移転時の電話移設コストも考えると電話のクラウド化が有望な選択肢でした。『Webex Calling』を選んだ理由は、各種PBX機能が標準装備され、音質もよいなど電話としての機能がしっかりしていたことと、既存の代表電話番号を引き継げることでした」と経緯を話す。

新オフィスは、広さが従来の2倍以上になり、懸案だった商談スペースや会議室も大幅に増設できた。尾方様は「商談場所の心配をせず、いつでもお客さまをお呼びできるようになりました。ご来社いただくことで大きな画面で説明でき、さまざまなシミュレーションもその場でできるので商談を進めやすくなっています。また、増加するオンライン会議用にKDDI まとめてオフィスから提案してもらった防音ブースも大変使いやすく、導入してよかったと感じています」と言う。
また、新オフィスは社員間のコミュニケーション活性化にも役立っている。尾方様は「カウンターキッチンとテーブル、ソファを配置して、昼食などがとれるスペースを新たに設けました。みんなでゆっくり食事ができるようになり、気軽なコミュニケーションの場にもなっています。半期の打ち上げや忘年会にも使えるので、社員同士の楽しい交流を通じてエンゲージメントの向上にも役立つと思います」と効果を語る。

また、電話システムを「Webex Calling」に切り替えたことで、電話の移設コストを削減。社員に貸与していたスマートフォンを内線電話化することで固定電話機をほぼゼロにでき、PBXもクラウド化したことで電話設備の維持管理負担も大幅に軽減できた。黒木様は「現在は1拠点だけですが、今後、他の拠点にも導入することで、さらに大きなコスト削減効果が発揮できると思います」と期待を寄せる。
また、「Webex Calling」は、同社のBCP対策強化にも貢献した。黒木様は「2016年の熊本地震の際、電話が通じにくくなり、賃貸住宅に被害が生じたオーナーさまや入居者さまからのお問い合わせに対応できずご迷惑をおかけしたことがありました。「Webex Calling」に変えたことで、社外でもスマートフォンで外線着信が受けられるほか、ウェブ上でライセンスを追加取得すれば回線数も増やせるので、万が一の場合でもお客さまに寄り添える業務体制を構築できました」と語る。

コスギ不動産リアルティ様のオフィス概要