セキュリティ強化と
業務効率化のDX推進。

ふっ素樹脂関連製品、シリコーンゴム関連製品、光ファイバー関連製品の3つを柱とし、レーザー・アンテナ・ケーブル・チューブ・光ファイバー・ロールを中心に10万点以上のカスタム製品を、多業界に提供する日星電気様。国内７拠点、海外8拠点のグローバル展開をする同社は、お客さまとの信頼構築やセキュリティの強化と同時に、製品別の損益把握や業務負荷の軽減など効率化に取り組んでいる。「Microsoft 365 with KDDI」の導入においては、自社サーバーからクラウドにネットワーク移行することで、拠点間のコミュニケーションの質だけでなく、クラウド化による『仕事の質』を格段に高めた。

いかにセキュリティ面を担保しつつ、業務効率を上げていくかという課題に取り組まれている日星電気様。同社は、守りを固めたうえの攻めを模索するなか、スマートフォン導入にはじまり現在のDX推進に至っている。武田様は「以前は、守りと攻めのバランスが取れていなかった」と振り返る。自社サーバーのトラブルによる業務のストップ、音声のみのコミュニケーションなどは、効率の低下と同時に、お客さまの信用を損なうおそれがあり、早急に改善すべき課題であった。また「海外拠点を含め、基幹システムとネットワークインフラのセキュリティを、本社の専門部署で一元管理しています。そうした経緯もあり、運用方法に関する豊富なQ&Aや改善策の提案（ KDDI ビジネスオンラインサポート ）、グローバルな協力体制、データのバックアップが要らない強固なサーバーを使用している点などから、他社との比較のうえ『Microsoft 365 with KDDI』を採用しました」とも語る。

日星電気様は、お客さまの要望に応じて製品のカスタムを随時行なっている。そのため、音声や文字情報のみでは伝えきれない内容を、テレビ通話などのアプリケーションを用いることで正確に伝達し、コミュニケーションの質を大幅に向上させた。武田様は「Microsoft Teamsの翻訳機能を使い、海外拠点のスタッフともチャットでコミュニケーションをとっています。データの共有や編集も、場所と時間を選ばず行える環境が整えられました。チャットには履歴が残るので、担当者の引き継ぎや会議の参加者を追加する際も、手間が省けています」と効果を語る。「 Microsoft 365 with KDDI には本当にたくさんのアプリケーションが入っています。そして、自社サーバーに比べ停止リスクが少ないので、商談などの機会損失を大幅に減少でき、信用も担保されました」とも語る。

常に時代の流れに乗っていくことで、仕事の質は向上する。社内の定型業務と、製造・営業といった対外的業務の2軸において、デジタル化のもたらす効果は大きい。武田様は「実際、東京・大阪の支社ではテレワーク率80％を実現しました。また、部署をまたいだチーム編成が非常に簡略化され、現場でないと把握できない細かな内容も、直接担当者に確認できています」と語る。さらに「全社を挙げてのDX化に向けて、ITに明るい人同士の改善グループや、オンラインでの趣味を通じた意見交換にも可能性を感じています」と、管理者だけでなく、現場発信のDX化にも大きな期待を抱いていた。そうすることで、お客さまにもより速くより深くアプローチできる。武田様は「今後の課題はセキュリティのさらなる強化です」と、常に安全性を確保することで、攻める基盤を構築する姿勢を崩さない。