スマートフォンが看護業務を効率化。
残業削減と医療品質の向上に貢献。
- 社会医療法人敬和会 大分岡病院
- 業種:医療、福祉
- 従業員規模:501名~1,000名
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地域:大分県
- 導入サービス:auスマートフォン、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、KDDI Smart Mobile Safety Manager、KDDI SMARTアドレス帳
2025年11月07日
二次救急指定病院として年間3,000件を超える救急搬送を受け入れるとともに、約300の医療機関と連携し、地域医療を支える大分岡病院様。グループ内の介護福祉施設と連携し、急性期から回復期、在宅ケア、介護まで、切れ目のない医療介護サービスを提供している。また、早くから医療データ活用などのDX推進に積極的に取り組み、その一環として看護師の業務効率化を目指して、「auスマートフォン」を導入。モバイルカルテシステムの端末として利用するとともに、「KDDI ビジネスコールダイレクト」で内線電話としても活用。残業時間の削減と医療サービスの品質向上につなげている。
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導入の狙い
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PHSに代わる職員間の連絡手段の確保、モバイルカルテシステムの端末の確保 |
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導入サービス
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auスマートフォン、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、KDDI Smart Mobile Safety Manager、KDDI SMARTアドレス帳 |
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導入の効果
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看護業務の効率化、残業時間の短縮、施設間コミュニケーションの円滑化、セキュリティ向上 |
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急性期医療の質を維持しつつ、業務負担の軽減が求められた
大分岡病院様では、PHSを内線電話として活用し、各病棟にも数台ずつ配置していた。しかし、セル看護提供方式の導入によって、看護師が担当患者さんの傍で業務をする時間が長くなったことから、スタッフ間の連絡手段の強化が求められていた。また、看護業務の効率化を目指してモバイルカルテシステムの導入を検討する中で、新たな通信端末が必要になった。亀井様は「この二つの課題を解決するために、スマートフォンを導入し、モバイルカルテの端末兼内線電話機として活用することにしました。スマートフォンの導入は、今後のDX推進の基盤になるものであり、当院で行う急性期医療の質をさらに高めるとともに、看護師の業務負担を軽減し、働きやすい職場環境づくりにつなげたいと考えています」と語る。
また、スマートフォンのキャリア選定において、最も重視したのは安定性だったと言う。御幡様は「救急指定病院である当院にとって、電話がつながらないという事態は絶対に避けなければいけません。そんななかで、数年前に病院内の一部の内線に導入した『KDDI ビジネスコールダイレクト』が長年トラブルなく安定して利用できていることから、その実績を評価し、スマートフォンもKDDI まとめてオフィスから導入しました」と経緯を説明する。
スマートフォンで看護業務を効率化、残業時間の短縮も実現
セル看護提供方式では、看護師が電子カルテ用のパソコンなどを載せたナースカートを病室に持ち込んで業務を行っているが、これにスマートフォンが加わったことで、利便性がさらに向上した。病棟の看護師は「一番便利になったのは、写真の撮影ですね。患者さんの創部の状況などを写真でカルテに登録する場合、以前はデジカメで撮影して、画像データを診療情報管理士に渡してシステムに登録してもらう必要がありましたが、いまではスマートフォンだけで簡単に行えます。先生にもすぐ見てもらえるので早く指示がもらえ、必要な処置ができるようになりました。三点認証もスマートフォンでできますし、点滴の滴下計算もアプリが使えて便利です。リハビリなど患者さんのスケジュール確認も、スマートフォンならパソコンよりも簡単な操作で、すぐにチェックできます。また、患者さんの検査に付き添う場合など、ナースカートを持って行けないときでも、スマートフォンがあれば、検査の待ち時間にカルテ入力ができて隙間時間を有効活用できます」と効果を説明する。
吉住様は「こうしたスマートフォンの活用によって、業務効率が大幅に向上し、看護師の時間外労働時間を削減することができました」と語る。
内線番号でどこでもつながる、職員間コミュニケーションが円滑化
さらに、「KDDI ビジネスコールダイレクト」により、スマートフォンを内線電話機として活用することで、スタッフ間の連絡がスムーズに行えるようになった。吉住様は「スタッフステーションから看護師への連絡が容易になり、以前のように病室へ呼びに行くこともなくなりました。電話帳も、情報システム課が一括管理してくれるので、人事異動もすぐに反映され、連絡がしやすくなりました」と話す。
さらに、スマートフォンと「KDDI ビジネスコールダイレクト」は敬和会の介護福祉施設にも導入され、施設間のコミュニケーションも円滑化した。利光様は「これまで施設間の電話連絡は代表番号にかけていたため、電話取次の負担が大きく、相手につながるまで時間がかかっていましたが、いまでは相手のスマートフォンにダイレクトにつながり、電話連絡のストレスがなくなりました」と説明する。
亀井様は「今回のスマートフォンの導入は、看護師を中心にスモールスタートで進めましたが、目に見える効果も生まれていることから、今後は一人一台体制も見据えて、さらなる利用拡大を検討しています」と語る。
大分岡病院様の「auスマートフォン」ご利用イメージ
お客さまプロフィール
社名:社会医療法人敬和会 大分岡病院
所在地:大分県大分市西鶴崎3丁目7番11号
設立:1954年5月22日
事業内容:医療、介護、保健、福祉分野で地域社会の発展を目指す社会医療法人敬和会の急性期病院
社員数:600名、法人全体 1,270名(非常勤含/2025年9月現在)
URL:https://keiwakai.oita.jp/
病床数203床、診療科28科を有する二次救急指定病院、地域医療支援病院として地域医療に貢献。患者さんに負担の少ない低侵襲治療に取り組むとともに、ICUの増設やハイブリッド手術室の新設など、より高度な治療が実現できる環境づくりを進めています。今後も優れた医療人の育成に努め、地域の方々や医療従事者に“選ばれる病院”であり続けます。
ご担当者さま

院長 整形外科部長
亀井 誠治様

副院長 看護部長
吉住 房美様

情報システム課 SE
デジタルメディア戦略局
御幡 大祐様

情報システム課 課長 SE
利光 将史様
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