スマホで医療画像を共有。
他病院や救急隊と連携し、医療品質向上。
- 臼杵市医師会立コスモス病院
- 業種:医療、福祉
- 従業員規模:301名~500名
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地域:大分県
- 導入サービス:auスマートフォン、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、KDDI Smart Mobile Safety Manager
2025年06月19日
地域医療への貢献を目指し、大分県臼杵市医師会によって設立されたコスモス病院様。早くから、医療・介護の情報連携を推進し、患者情報を医療機関や調剤薬局、介護施設、消防署などで共有できる『うすき石仏ねっと』を構築。ICTの活用により、無駄がなく質の高い医療・介護サービスの提供に取り組んでいる。また、こうした情報連携の一環として、医師や各部門責任者にauスマートフォンを貸与し、「KDDI ビジネスコールダイレクト」で、スマートフォンを内線電話化。職員間のコミュニケーションを円滑化するとともに、スマートフォンを医療画像の共有端末としても活用。幅広い業務にスマートフォンを役立てることで、職員の働き方が大きく変わり、医療サービスの品質向上にもつながっている。
導入の狙い
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PHSに代わる職員間の連絡手段の導入、通話コストの削減、医療画像を容易に共有できる手段の獲得 |
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導入サービス
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auスマートフォン、KDDI ビジネスコールダイレクト、KDDI 光ダイレクト、KDDI Smart Mobile Safety Manager |
導入の効果
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職員間コミュニケーションの活性化、他施設も含めた医師間の情報共有の迅速化、勤務時間の短縮 |
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働き方改革と、医療品質の向上をスマートフォンで実現

コスモス病院様では、院内の内線連絡用に、医師や各部門責任者などにPHSを貸与していたが、病院外ではつながらないため、個人の携帯電話にかけ直さなければならず、連絡に手間がかかっていた。また、職員の働き方改革を推進する上で、医療の質を高めつつ、いかに業務を効率化するかが大きな課題となっていた。舛友様は「職員間で、いつでもダイレクトに連絡ができ、医療画像の共有や相談が気軽にできるような環境づくりが必要だと考え、スマートフォンの導入とFMC化を決断しました」と振り返る。
また、一連のプロジェクトをKDDI まとめてオフィスに依頼した理由について小野様は、「他社とも比較検討しましたが、PBXを交換せずにスマートフォンを内線電話化できるのは、KDDI まとめてオフィスだけでした。患者さんからの救急要請や、救急隊からの連絡が非常に多いので、電話システムの刷新には不安もありましたが、事前の品質検証と、きめ細かな運用サポートのおかげで電話トラブルは一度もなく、安心して利用できています」と話す。
職員間・施設間のコミュニケーションが円滑化、業務スピードが向上

スマートフォンと「KDDI ビジネスコールダイレクト」の導入で、職員間コミュニケーションが大幅にスピードアップした。看護師の平川様は「患者さんの容体が変わった際、主治医の先生に電話がつながらないと、共診の先生に相談して指示を受けるなど、対応に時間がかかっていましたが、今では内線番号にかければ、先生がどこにいても電話がつながるので安心です。私たちの働き方も大きく変わりました」と導入効果を説明する。
また、関連施設である訪問介護ステーションや老人保健施設にも、「KDDI ビジネスコールダイレクト」を導入し、医師やケアマネジャー、介護ヘルパーにスマートフォンを貸与したことで、施設間コミュニケーションの活性化も実現できた。小野様は「以前は、代表電話にかけて、取り次いでもらう手間がありましたが、今では双方の職員が直接通話ができるようになりました。感染症の報告や相談なども気軽にできるので、業務スピードも飛躍的に向上したと思います。また、電話回線とPBX、スマートフォンをKDDI まとめてオフィスに集約し、FMC化したことで、通話料などのコストを削減しながら、働き方を効率化できました」と話す。
CT画像をスマートフォンで共有、チャットで専門医との相談も容易に

また、医療画像の共有アプリや、クラウド型12誘導心電図伝送システムをスマートフォンで利用できるようになり、救急医療の対応スピードや、診断精度の向上につながった。舛友様は「大分県では、救急車から救急病院に搬送患者の心電図を送信できるシステムが普及していますが、当院では、送られた心電図が見られるパソコンが救急処置室にあるため、救急車からダイレクトコールを受けても、確認に時間がかかっていました。今では手元のスマートフォンで確認できるので、受け入れ可否について、素早く回答できます。
また、他の病院の専門医や、大学病院の先生とCT画像を共有しながらチャットができるアプリもスマートフォンで使えるようになりました。以前は、医療画像の共有に大変苦労していましたが、驚くほど簡単にできるようになり、治療法の相談や、転院などの対応も素早く行えます。
また、こうしたスマートフォンによる情報共有とダイレクトな通話環境は、当院で進めている職員の勤務時間削減にも貢献していると感じています。さまざまな施策とスマートフォンの相乗効果で、例えば、主治医が夜間・休日に出勤する回数が以前の半分以下になるなど、働きやすい病院づくりにも役立っています」と語る。
コスモス病院様の「auスマートフォン」ご利用イメージ

お客さまプロフィール
社名:臼杵市医師会立コスモス病院
所在地:大分県臼杵市大字戸室長谷1131-1
設立:昭和41年11月
事業内容:臼杵市と津久見市臼津地域の地域医療支援病院、災害拠点病院として、地域の医療・福祉に貢献
社員数:370名(非常勤含/令和7年4月1日)、総従業員数550名
URL:http://www.usukicosmos-med.or.jp/

『医療を通じて地域から信頼と笑顔を』を理念に、市民の皆さまの健康寿命の延伸に貢献できる病院を目指しています。また、『笑顔で協働』を行動指針として、職員にとって働き甲斐のある病院づくりに取り組み、元気に働き続けられるよう、職員の健康づくりを推進しています。
ご担当者さま

臼杵市医師会理事 コスモス病院 院長
舛友 一洋様

臼杵市医師会 情報管理センター センター長
小野 清史様
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