Google Workspace ™ （旧 G Suite）の Business Starter とは?機能や料金などを解説

「Google Workspace ™ （旧 G Suite） Business Starter」の導入は、企業の生産性向上につながるとして世界中で広く認知されています。本記事では「Google Workspace™（旧 G Suite）」のなかでも、「Google Workspace Business Starter」に焦点を当て、概要や機能、他のプランとの違いを解説します。企業の特徴にマッチしたおすすめプランや、プランを選ぶ際のポイントなどもあわせてご紹介するので、ぜひ参考にしてください。

目次

• Google Workspace（旧 G Suite）とは
• Google Workspace（旧 G Suite） Business Starter と他のプランとの違い
• Google Workspace（旧 G Suite） の企業別のおすすめプラン
  • Google Workspace（旧 G Suite） のプランを選ぶポイントまとめ

Google Workspace（旧 G Suite）とは

従来「Google Workspace」は「G Suite」として企業向けに提供されていましたが、2020年10月より「Google Workspace」と名称が変更されています。

「Google Workspace」には、いくつかのEdition（エディション）とプランがあります。エディションは、ユーザー数最大300人のBusinessと、制限のないEnterpriseの2種類です。それぞれのエディションごとに、プラン分けがされています。

Business Starterとは

「Business Starter」は、Business エディションのうちの1プランです。「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」の3つのプランから選択可能です。

「Business Starter」は、シンプルで最小限の機能をもつ「Business エディション」です。最も安価なプランとなっており、サービス内容は、以前の「G Suite」でいうところの「G Suite Basic」プランに相当します。

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Google Workspace（旧 G Suite） Business Starter と他のプランとの違い

ここでは、Google Workspace Business Starter と他のプランの違いを解説します。

Business Starter の概要

「Business Starter」は、必要最低限のアプリケーションをすべて備えたプランです。たとえば、カレンダーやファイル管理、メール、チャット、ビデオ会議などの基本的なアプリの利用を通して、質の高いコラボレーションや生産性の向上を実現します。

プランは後からでも変更が可能です。トライアルとして、まずは「Business Starter」のプランを利用して、使用感を確認するという企業もあります。ただし「Business Starter」のストレージ容量は、メールとクラウドストレージの合計容量で30GBと小さめです。また、従業員同士で共有ドライブを使うことはできず、セキュリティも必要最低限の仕様となっています。

Business Starter と他プランとの比較

「Business Starter」「Business Standard」「Business Plus」の3プランの比較は以下の通りです。

3つのプランは利用料金やストレージの容量、Google Meet の参加人数や録画可否などに違いがあります。また、Business Starterではゲストアクセスが可能なチャットルームの作成など、高度なチャット機能の利用もできないので注意してください。自社の状況を確認し、最適なプランを選択することが大切です。

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Google Workspace（旧 G Suite） の企業別のおすすめプラン

「Google Workspace（旧 G Suite）」は、企業の特性に応じて最適なプランが異なります。以下でおすすめを解説します。

Business Starter

「Business Starter」は、 Google Workspace（旧 G Suite） を、トライアルで使用したい企業や、最低限の機能とセキュリティのみで問題ないという企業に向いています。ビデオ会議ツール「Google Meet」に参加できる最大人数は100人以内です。

ユーザーあたりのクラウドストレージ容量は、メールと合わせて30GBとなっており、頻繁に大容量ファイルを扱わない業務であれば支障はありません。また、先述のとおり従業員同士で共有ドライブを利用することはできませんのでご注意ください。ビジネス向けの独自ドメインメールアドレスが必要な小規模事業者にも最適なプランといえます。

Business Standard

「Business Standard」は「Business Starter」同様、ユーザー数（ID数）の上限は300ですが、利用できる機能を見れば、容量の大きなファイルを扱う企業に向いています。「Business Standard」でのGoogle Meetの最大参加可能人数は150人以内です。

また「Business Starter」ではできなかった、ビデオ会議録画も「Business Standard」ではできます。1ユーザーあたりのクラウドストレージ容量は2TBとなっており、ファイルのやりとりや保存もスムーズです。

Business Plus

「Business Plus」は、大企業や高度なセキュリティと管理機能が必要な企業に向いています。「Business Plus」での Google Meet への参加人数は、最大500人以内までとなっており、ビデオ会議の様子は録画できます。1ユーザーあたりのクラウドストレージ容量は5TBまで対応可能です。

Cloud Search を導入すれば、膨大な数のコンテンツから必要なデータを簡単に素早く探し出せます。Vault や高度なエンドポイント管理などの機能もあるため、高度なセキュリティや管理機能を必要とする企業に最適です。

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Google Workspace（旧 G Suite） のプランを選ぶポイント

「Google Workspace（旧 G Suite）」のプランを選ぶポイントを解説します。

利用コスト

できるだけ利用料金を抑えて「Google Workspace（旧 G Suite）」を使用したい場合は「Business Starter」プランが適しています。

「Business Starter」の費用は、月額748円（税込）とプラン内では最安です。ただし、上位プランと比較し利用できる機能には制限があります。価格が上がるにつれ、利便性も上がるという点に留意が必要です。

利用人数

エディションによって、サービスを利用できる最大ユーザー数（ID数）は異なります。300IDを超えるID数を利用したい企業は、Enterpriseエディションを選択しましょう。利用可能なID数の制限がありません。

Businessエディションのなかでも、Google Meetというビデオ会議ツールの参加人数上限が、プランによって異なる点に注意が必要です。Business Standardは500人が上限、Business Plusは150人が上限、Business Starterは100人が上限となっています。

ストレージ容量

「Business Starter」は30GB、「Business Standard」は2TB、「Business Plus」は5TBまでストレージ容量があります。
プランによってストレージ容量が大きく変わりますので、組織で扱うデータ量に応じてプランを選択しましょう。

ご参考までに、1TBで以下のようなデータを保存できます。

・オフィスファイル (1MB / 枚) であれば、約100万枚分
・jpeg画像ファイル (4MB / 枚) であれば、約25万枚分
・1分程度の説明動画 (10MB) であれば、約10万ファイル分
・フルＨＤ動画ファイルであれば、約166時間分

ビデオ会議機能

どのプランでもGoogle Meetのビデオ会議機能が使えます。ただし、参加できる最大人数や録画機能の有無、ノイズキャンセラ機能の有無が異なる点に注意が必要です。

「Business Standard」と「Business Plus」は録画機能が使えます。会議の動画を録画する可能性がある企業は「Business Standard」か「Business Plus」を選びましょう。

セキュリティの高さ

「Google Workspace（旧 G Suite）」は、プランによってセキュリティの仕様が異なります。たとえば、エンドポイント管理やデバイス管理・記録の機能があるプランは「Business Plus」のみです。
ただし、どのプランでもセキュリティについては、一定の高い基準を満たしています。

企業のセキュリティポリシーがより高度な場合は、Enterpriseエディションも含めて検討する必要があります。

使用したい機能

「Google Workspace（旧 G Suite）」は、プランによって使える機能がさまざまです。たとえば「Business Plus」なら「Google Vault」を通したデータの保持や検索、書き出しなどの利用ができます。
また、デバイス管理機能も、「Business Starter」や「Business Standard」と比較しより高度な管理が可能となります。

使いたい特定の機能がある場合は、そのアプリケーションが含まれるプランであるかに注意して選びましょう。

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まとめ

「Google Workspace（旧 G Suite）」は、Googleが提供するクラウド型グループウェアサービスです。このツールを導入すれば、カレンダーやファイル管理、メール、ビデオ会議などの基本的なアプリケーションの利用をとおした、質の高いコラボレーションと、生産性の向上が期待できます。

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