Microsoft Copilotとは?基礎知識や使い方・注意点を解説
Microsoft Copilotとは生成AIの1つで、チャットによってさまざまな業務効率化が図れる上に、WordやExcelなどMicrosoftのアプリケーションと連携して幅広く活用できます。しかし、個人向けや企業向けなど複数のプランがあり、効率的に活用するには目的に合ったプランを使用することが大切です。
当記事では、Microsoft Copilotでできることや使い方、また使用時の注意点、質の高い回答を引き出すポイントなどを解説します。
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1. Microsoft Copilotとは?
Microsoft Copilotは、会話型のAIアシスタントです。ユーザーの質問や依頼を自然な文章で受け取り、情報提供、文章作成の補助、データ分析、定型作業の自動化などを通じて、生産性向上とワークフローの効率化を支援します。チャット形式で指示できるため、専門ツールの操作に慣れていない場合でも試しやすく、反復作業の負担を減らし、企画検討や判断など価値の高い業務に時間を回しやすくなります。
必要な前提や背景(文脈)を踏まえて提案を返せる点も特徴で、調べもの、企画のたたき台、要点整理、メール文面案の作成、資料の下書きなど幅広い場面で活用できます。提供形態も複数あり、個人利用から業務利用まで対象が広い点もポイントです。ビジネスシーンで注目されるMicrosoft Copilotと、個人向けのMicrosoft Copilotの違いについては後述します。
1-1. Microsoft CopilotとChatGPTの違い
Microsoft社が提供するMicrosoft Copilotは、MicrosoftアカウントやWindows/Edgeなどの導線に組み込まれた汎用AIです。一方、OpenAI社が提供するChatGPTは、ChatGPT内の機能拡張を軸に作業を完結させる設計です。両者とも「GPT-5」を含むモデルを提供しており、CopilotはMicrosoft社がGPT-5の採用を明記し、ChatGPTはプランにより最新モデルの提供を案内しています。
構成作りや推敲、汎用的な調査整理を深く行うならChatGPTが便利です。一方で、Microsoft CopilotはWindowsやEdgeのサイドバーなど、Microsoft製品の入口から呼び出し、手早い相談や要約を行うのに向いています。
さらに、法人向けの「Microsoft 365 Copilot」では、社内メール・資料・会議の要約や下書きをMicrosoft 365内で完結させることが可能です。
2. 【目的別】Microsoft Copilotでできること
Microsoft Copilotは無料版をはじめ、個人向け、組織向け(Business・Enterprise)、さらに業務の幅を広げる関連ツールなど、複数の提供形態があります。これらは、参照できるデータ範囲やセキュリティ、料金体系などが異なります。ここでは、それぞれの特徴を整理していきます。
★ KDDI まとめてオフィスでは、法人向けプランのみを提供しています。
2-1. 無料版のMicrsoft Copilot
無料版のMicrosoft Copilotは、主にWeb上の公開情報を基に動作し、「調べる・整える・考える」を幅広く支援します。
たとえば、質問に対する回答や、貼り付けた文章の要点整理・要約・言い換え・箇条書きの整形など、文章を読みやすく整える作業を幅広くサポートできます。
また、メール文面のたたき台作成や、翻訳、アイデア出し、簡単な手順書の作成など、日常業務の下準備にも役立ち、会議メモから次のアクションを抽出する、画像生成や音声対話といった軽作業の業務効率化にも向いています。
2-2. 個人向けのMicrosoft Copilot
個人向けに提供されている Microsoft Copilot は、無料版の利便性をさらに拡張し、日々のドキュメント作成や情報整理を効率化する設計となっています。無料版との最大の違いは、Word、Excel、PowerPoint、Outlook、OneNote といった Officeアプリケーションの中で、Copilotを直接呼び出せる点にあります。無料版が主に Web 上の公開情報を参照して回答を生成するのに対し、個人向けでは、ユーザーが作成・編集しているファイルの内容を文脈として理解し、文章の執筆支援やデータ分析、スライド構成の提案などをアプリ上で完結させることが可能です。
この個人向けCopilotのラインアップは、「Microsoft 365 Personal」「Microsoft 365 Family」、そして「Microsoft 365 Premium」の3つのプランで構成されています。中でも「Microsoft 365 Premium」は、Copilotの利用体験や機能面が最も充実した、個人・家庭向けの最上位プランです。Microsoft 365アプリで利用できるCopilotの使用上限が最も高く、一部の高度な AI 機能にもアクセスできる位置づけとなっています。また、画像生成やコンテンツ作成に関する表現の幅が広がるほか、個人の作業スタイルに合わせた活用がしやすい設計となっており、創作や日常業務を幅広く支援する環境が提供されています。
ただし、非常に強力な個人向けプランであっても、企業や組織全体での活用を前提とした場合には、カバーしきれない領域が存在します。個人向けCopilotはあくまで「個人の作業効率化」を主眼に設計されているため、組織横断でのデータ参照や一元的な管理、セキュリティポリシーやガバナンスの統制といった、法人利用に求められる仕組みまでは想定されていません。企業が組織として AI を活用し、その真価を享受するには、こうした壁を超えた機能や設計が求められます。
2-3. 法人や企業向けのMicrosoft Copilot
「個人」の作業効率化を超え、組織全体の生産性を底上げするのが法人や企業向けのMicrosoft Copilotです。最大の特徴は、Microsoft 365 Copilot Chat (旧 Business Chat)をはじめとする Copilot の機能を通じて、 ユーザーの権限内にあるメール、チャット、会議記録、ファイルなどの社内データを 安全に横断して参照・活用できる点にあります。
これにより、社内に点在する膨大な情報へのアクセス性が高まり、 必要な情報を迅速に引き出せる「チームの共有知識」として活用しやすくなります。
また、入力した内容や社内データは、Microsoft が提供する組織向けのデータ保護の枠組み (Enterprise Data Protection / EDP)のもとで扱われ、Microsoft の基盤 AI モデルの学習には使用されないため、機密情報を扱うビジネスシーンでも安心して利用できます。
法人や企業向けには、主に以下のプランが用意されています。
Microsoft 365 Copilot Business
このプランは、主に中堅・中小企業の方が AIを「頼める万能アシスタント」として手軽に導入できるよう設計されています。
- 特徴と利用シーン:
たとえば、プロジェクトの経緯がメールで延々と続いている場合でも、「この件名のメールの経緯を3行でまとめて」と指示すれば、過去のやり取りを遡って要点だけ抽出します。新しくプロジェクトに参加したメンバーのキャッチアップにも最適です。また、Teamsでの会議に少し遅れても、参加したタイミングでCopilotパネルに「これまでの議論の要点を教えて」と指示することで、リアルタイムで要点を把握できるため、会議をとめることなく時間短縮に寄与します。 - おすすめの企業:
「人手不足で一人ひとりの業務負担を減らしたい」「会議や資料作成の時間を短縮して、もっと重要な仕事に集中したい」と考えている企業に最適です。
Microsoft 365 Copilot
このプランは、膨大な情報と高いセキュリティレベルが求められる大規模組織向けの「究極のAIパートナー」です。
- 特徴と利用シーン:
数千、数万と存在する社内ドキュメントの中から自力で特定のテーマに沿った情報収集やその分析を行うことは非常に時間を要します。Copilotなら、「○○プロジェクトで出た課題と解決策をまとめて提案書を作って」と指示を出すだけで、関連する情報を瞬時に探し出し、分析から提案資料の作成まで行ってくれます。このように、膨大なデータから価値ある情報を掘り起こす高度な検索・分析能力こそが、このプランの真骨頂です。また、強力なデータ保護機能により、機密情報の漏えいを心配することなく、安心して全社規模で最先端のAIを活用できます。 - おすすめの企業:
「部署をまたいだ情報共有を円滑にしたい」「強固なセキュリティ環境を維持しつつ、全社規模でデジタルトランスフォーメーション(DX)を加速させたい」と考えている企業におすすめです。
このように、企業向けCopilotを取り入れることで、AIは「自分一人の作業を助けるツール」から、「チーム全体の仕事をぐっと楽にしてくれる頼もしい味方」へと変わります。会社の規模や今の働き方に最適なプランを選ぶことで、これまで以上に円滑で、生産性の高い業務環境を構築できます。
2-4. その他のMicrsoft Copilot
これまでにご紹介したメインプランのほかにも、業務の幅をさらに広げる重要なツールが登場しています。
一つは、自社専用のカスタムAIをノーコードで構築できる「Copilot Studio」です。自社独自の業務ルールや特定の専門データに基づいた「自社特化型AI」を作成でき、定型業務の自動化をさらに加速させます。
もう一つは、AIとの対話から生まれたアイデアをチームの共有資産に変える「Copilot Pages」です。AIが生成した回答をそのままWeb上のキャンバスに貼り付け、複数人でリアルタイムに編集・整理できるため、チャットで終わらせない「動くプロジェクト管理」を実現します。
これらのツールを組み合わせることで、Microsoft Copilotは単なるチャットツールの枠を超え、企業の成長を支える強力なデジタル基盤となります。
3. Microsoft Copilotの使い方
Microsoft Copilotは、Microsoft 365の業務支援から、情報検索、文章作成、音声入力、コード生成、画像の理解や生成まで幅広く活用できます。ここでは代表的な使い方を7つ紹介します。
3-1. Microsoft 365アプリとの連携
法人向け「Microsoft 365 Copilot」を導入すると、Word・Excel・PowerPoint・Outlook・Teamsなどのアプリ内で作業の流れを止めず、シームレスに指示ができます。
| Word | メモや資料を渡して、「この内容を基に報告書のたたき台を作成して」と頼むと、構成案や文章案を生成できます。要約、書き換えや表現調整の指示も自然な会話で行えます。 |
|---|---|
| Excel | 表形式(テーブル)のデータに対し、「売上データの傾向を分析してグラフ化して」などと依頼すると、データの集計、分析、可視化を支援します。必要に応じて追加の分析や視点の提案も行います。 |
| PowerPoint | 企画書や文章を読み込み、内容の要点を整理しながらスライド案を自動生成します。生成後のスライドに対してデザイン調整を行うことも可能です。 |
| Outlook | 長いメールスレッドの要点整理、返信案の作成、文章のトーン調整などが可能です。 |
| Teams | 会議の文字起こしデータと連携し、要点・決定事項・タスクの抽出、途中参加者向けの要約などを提示します。議事録作成の手間を減らし、会議中の会話に集中できるようになります。 |
3-2. 質問や指示への回答や情報検索
Microsoft Copilotは、チャットで「○○を教えて」「要点だけまとめて」などと質問や指示をすると、必要な情報を整理して提示してくれます。個人向けのCopilotでもWeb検索結果を引用しながら回答できるため、参照元を確認しながら調べ物を進めやすい点が特徴です。
企業向けのMicrosoft 365 Copilotでは、Microsoft 365 Copilot Chatが大きな強みです。これは、Microsoft Graph※1を通じてSharePointの資料、Teamsのチャット、Outlookメールなどを横断的に検索し、権限の範囲内で場所と要点をまとめて提示してくれる機能です。さらに2025年時点では、Copilotの「推論力」と「エージェント機能」が飛躍的に強化されています。
- 高度な推論力
AIが「深く考える」力です。単なる情報の検索にとどまらず、複雑な条件を整理して論理的な答えを導き出します。
具体例:「過去1年の売上データと競合動向を照らし合わせ、来期の販促プランを3つのシナリオで作成して」といった、多角的な分析が必要な指示にも対応可能です。
- 自律して動く「エージェント」
指示を待つだけでなく、特定の業務を代行してくれる機能です。まるで専門のスタッフが一人加わったかのように働きます。
具体例:「経費精算の申請が来たら内容をチェックし、不備があれば本人に差し戻す」といった一連のワークフローを、AIが自動で判断して実行してくれます。
これらを支える基盤として、上述した、自社専用のAIをノーコードで構築できる「Copilot Studio」や、AIとの対話から生まれたアイデアをチーム全員で育てる「Copilot Pages」も活用が進んでいます。
※1 Microsoft 365 内のメール・ファイル・予定表・Teams などのデータに、アプリやサービスが横断的にアクセスできるようにするための共通API基盤です。Microsoft 365 の各サービスをつなぐ"データのハブ"として機能します。
3-3. 文章の作成・リライト・要約
Microsoft Copilotは文章生成が得意で、メール文、報告書、提案書のたたき台を、人と会話するように指示するだけで作成できます。ゼロから作るだけでなく、既存文書を参照して「冗長表現を削って」「結論を先に」などのリライト、敬語や口調の統一、読み手にあわせたトーン調整も可能です。長文は要点を抽出して箇条書きにしたり、短時間で読める要約に整えたりできます。
3-4. 音声入力とテキスト変換
Microsoft Copilot には「音声入力」と「音声のテキスト変換」という2つの音声機能があります。音声入力は、キーボードの代わりに話した言葉をそのまま文章として入力できる機能です。一方、音声のテキスト変換は、会議や対話など"話された内容"を自動で文字に起こす機能です。
- 音声入力
機能説明:キーボードの代わりに話した言葉をそのまま文章として入力できる
利用シーン:移動中にモバイルアプリから「思いついた企画案を箇条書きで整理して」「このメモを使ってメールの下書きを作って」と話しかけると、AIが意図を汲み取り、整った文章を作成します。「えっと、やっぱり○○○に変えてみて」といった口語や、長めの発話による指示でもスムーズに通じます。
- 音声のテキスト変換
機能説明:会議や対話など"話された内容"を自動で文字に起こす
利用シーン:英語話者と会話する場面で、聞き取りが難しい場合も、内容を正確に文字起こしし、続けて翻訳することで、コミュニケーションを円滑化します。また、企業向けの Teams では、会議中の音声をリアルタイムで文字起こしすることで、そのデータを次のアクションに活用できます。
3-5. コーディング支援と業務の自動化
Copilotは、プログラミングの分野でも非常に強い力を発揮します。
専門知識のあるエンジニアにとっては、開発効率を爆発的に高める「優秀な相棒」となります。例えば、定型的なコードの自動生成や、プログラムのバグの特定、さらにはレガシーコードのモダン化といった複雑な作業も、Copilotに相談しながら進めることで大幅な時間短縮が可能です。一方で、プログラミングに詳しくない非エンジニアの方にとっても、大きなメリットがあります。
- Excel作業の自動化
「この表から特定の条件のデータだけを抽出して別シートにまとめるマクロを作って」と依頼すれば、Copilotが即座に複雑なVBAコードを書き出します。そのコードをExcelに貼り付けるだけで、これまで数時間かかっていた集計作業をボタン一つで完結させることができます。 - アイデアを「形」にする
「承認が下りたら自動でチャットに通知が飛ぶ仕組みが欲しい」といった要望を伝えるだけで、CopilotがPower Automateなど(具体的な一連の作業を自動化する仕組み)の構成案を提案。頭の中にある効率化のアイデアを、専門知識なしで実際のツール設定にまで落とし込むことが可能です。
3-6. 画像認識を活用した資格情報のデータ化
Copilotはテキストだけでなく、画像の内容を読み取って理解する「画像認識(マルチモーダル機能)」も得意としています。これは、AIが目を持っているかのように、写真やスクリーンショットから情報を抽出できる機能で、身の回りにあるアナログな情報をデジタルデータへ即座に変換できるのが大きな強みです。
- ホワイトボードを議事録に
会議で書き殴ったホワイトボードをスマートフォンで撮影し、Copilotにアップロードして「この内容を構造化して、ToDoリストを作って」と依頼。手書きの文字を正確にテキスト化するだけでなく、議論の流れを整理した見やすいドキュメントとして再構成してくれます。 - エラー画面や操作の解決
PCの画面に表示された不明なエラーメッセージや、使い方のわからないアプリの画面をスクリーンショットして「この状況の解決策を教えて」と質問。わざわざエラーコードを検索窓に打ち込む手間なく、瞬時に最適な対処法を導き出せます。 - 印刷物のデータ化
手元にある紙の資料や名刺、図表などを撮影して読み込ませれば、そこから必要な数値やテキストだけを抜き出して要約したり、表形式に整えたりすることも可能です。
このように画像認識を活用し、「目で見た情報」をパソコンに打ち込み直す手間がなくなることにより、情報の整理やデータ化にかかる時間を大幅に削り、報告書の作成やチームへの共有といった次の業務へ即座に着手できるようになります。
3-7. 画像生成の効率化
専門的なスキルがなくても、本格的な画像を生成することができます。Microsoft Copilotに口語で指示をするだけで、「Image Creator(画像生成機能)」や「Microsoft Designer(デザイン・編集機能)」と連携し、資料や広報に適した画像を数秒で手に入れることが可能です。
- プレゼン資料のクオリティ向上
「最新のオフィスで協力して働く多国籍なチームのイラスト」といった指示を出すだけで、スライドの雰囲気にぴったりの高品質な画像を作成できます。フリー素材サイトで理想の画像を探し回る手間がかかりません。 - SNSやWebサイトのバナー作成
販促用のイメージやアイコンなど、自分だけのオリジナル素材をその場で作ることができます。サイズ変更やスタイル(写真風、アニメ風など)の調整も自由自在です。
ただし、AIで生成した画像の権利については注意が必要です。利用しているライセンスの種類や用途によって商用利用の可否などルールが異なるため、ビジネスで利用する際は、無料版Copilotの利用は避け、事前にMicrosoftの利用規約や自社のガイドラインを確認するようにしましょう。
4. Microsoft Copilotを使う際の注意点
Microsoft Copilotは業務を効率化できますが、使い方を誤ると誤情報の拡散や情報漏えいにつながります。ここでは、導入前に押さえるべきポイントを紹介します。
4-1. 生成された内容が正確とは限らない
AIは、時に「もっともらしい嘘(ハルシネーション)」をつくことがあります。Copilotの回答は常に最新かつ正確であるとは限りません。生成された情報をそのまま鵜呑みにせず、特に重要な判断や外部への提出・公開が必要な場合は、必ず一次情報と照らし合わせ、人間が内容の正誤を確認する「ファクトチェック」を行う習慣をつけましょう。
4-2. 個人情報や機密情報を入力しない
無料版のCopilotを利用する場合、入力したデータがAIの学習に利用される可能性があります。住所や電話番号などの個人情報、社外秘のプロジェクト情報などを入力するのは厳禁です。
法人向けプランではデータ保護が強化されていますが、万が一のリスクを避け組織の安全性を保つためにも、利用規定を設け、基本的には「機密情報をそのまま入力しない」という意識を持ち利用する必要があります。
4-3. 一部の質問や作業には対応不可な場合がある
Copilotは万能ではありません。非常に高度で複雑な計算や、人間特有の感情・ニュアンスを深く汲み取った判断、また最新すぎるニュースへの正確な対応などは苦手とする場合があります。「AIに任せられる作業」と「人間が判断すべきこと」を明確に切り分け、ツールとしての限界を理解した上で活用することが効率化のコツです。
4-4. 一部機能は有料版でのみ利用できる
WordやExcelなどのOfficeアプリ内でのAI活用は、個人・法人を問わず「有料プラン」での提供となります。一方、社内のメールやファイルを横断して検索・分析する高度なビジネス機能は、主に法人向けプランに限定されています。ビジネスの現場でその真価をフルに発揮させるには、自社のニーズに合ったプラン選びが必要になることを覚えておきましょう。
5. Microsoft Copilotから質の高い回答を引き出すポイント
Copilotの回答品質は、指示の出し方で大きく変わります。目的・前提・参考情報を先に整理して伝えると、解釈のぶれが減り、業務に使えるアウトプットを得やすくなります。ここでは3つのコツを紹介します。
5-1. 目的を明確にした質問をする
AIに何かを頼むときは、「何をしてほしいのか」だけでなく「最終的にどうなりたいのか」というゴールを具体的に伝えることが大切です。例えば、単に「メールを書いて」と頼むのではなく、「来週の会議の欠席者に、決定事項を共有するリマインドメールを、丁寧なトーンで作成して」と指示します。出力の形式やトーンをあらかじめ指定することで、AIの迷いがなくなり、修正の手間を最小限に抑えた回答が得られるようになります。
5-2. 質問の背景や事情を伝えて判断しやすくする
AIはユーザーが置かれている個別の状況までは把握できません。そのため、依頼内容の背景や事情を具体的に説明することで、回答の精度は劇的に向上します。「新入社員向けの資料なのか」「役員への提案なのか」といった対象(ターゲット)や、その作業が必要な理由を添えてみてください。例えば「予算の限られた中小企業の経営者に向けた解説」という情報を加えるだけで、AIは相手に響く言葉を選べるようになり、文脈に沿ったアウトプットが可能になります。
5-3. 参考情報を示す
AIにゼロから考えてもらうよりも、手元にある資料や過去の成功例を「参考」として見せることが近道です。例えば、過去の議事録を見せて「このスタイルに合わせて報告書をまとめて」と指示したり、関連する資料や社内ルールを提示したりします。具体的なお手本を示すことで、Copilotは組織独自のルールや好みのトーンを把握し、再現できるようになります。参考情報というヒントを与えることが、期待通りの成果を引き出す最大の鍵です。参考情報を先に示すと、回答の方向性がぶれにくくなります。
まとめ
Microsoft Copilotは、単なる便利なツールを超え、私たちの働き方を根本から変える可能性を秘めた「AIパートナー」です。適切なプランを選び、セキュリティに配慮しながら質の高い指示を送ることで、日常の煩雑な作業は劇的に削減されます。
KDDI まとめてオフィスでは、法人向けのMicosoft 365をはじめ、KDDIが長年培った高品質でセキュアな通信とモバイルを軸として、豊富なサービス、ソリューションをワンストップで提供しています。AIを活用した業務の効率化、生産性向上、DX推進をご検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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