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講義型の授業から、生徒主体の体験的な授業へ|長野日本大学中学・高等学校

教育・ICT

講義型の授業から、生徒主体の体験的な授業へ|長野日本大学中学・高等学校

2020年11月12日

長野県内で初めて、中学1学年から高校3年生まで全員にタブレットを導入した長野日本大学中学校・長野日本大学高等学校。学習指導要領改訂や入試改革など、求められる学力の変化を見据え、県内の学校に先駆けて積極的にICT活用を推進した。

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目次

県内の各校に先駆け、生徒一人一台を実現

ICT活用の検討が本格化したのは2017年。県外で先行して導入する学校にも話を聞きにいった。
生徒主体の授業の実現を目指し、ICT導入のイメージを具体化していった。最終的に、セルラー方式のタブレットを一人一台導入することを決めた。校外学習や家庭での活用、アプリの豊富さ、ネットワークに繋がなくても使える、故障の少なさや充電のもち、などが決め手となった。

最初は一学年限定で生徒全員にタブレットを持たせた。その後、使い勝手を確認して使い方をアップデートしながら全校へ導入していった。当初は、タブレットを持たせることへの懸念や導入しても使いこなせるかという心配の声もあった。そこで、研究授業でタブレットの活用を求める、意欲的な先生に推進役を依頼するなど浸透に向けて工夫を重ねた。課題回収の便利さや、視覚的で分かりやすい授業が可能な点など、先生が実際に使ってみて効果を実感することで、自然と活用が広がっていった。

効率化で授業のスピードアップと先生の働き方改革を実現

現在、タブレットの活用方法は多岐にわたる。校務アプリを使って、学習時間や成績を記録するのはもちろん、保護者を含めた閉じられた関係者間での連絡にも活用している。

授業で活発に活用されているのは、授業支援ソフトのロイロノート・スクールだ。紙で配っていた教材のタブレット上での表示・配布や、課題の回収・返却などに活用している。プリントを印刷・配布・回収するのに比べ、格段に効率が良くなり紙の利用も減った。課題の未提出者が一覧でわかる、プリントを持ち運ばないので空き時間にパッと添削できるなど、先生の働き方も変わったという。

※ロイロノート・スクールとは?
「思考力」「プレゼン力」「英語4技能」を育てる 授業支援クラウドです。全国2,000校以上の学校へ導入されており、KDDI まとめてオフィスがICT化をご支援する学校でも多く利用されています。

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★生徒から提出された課題をタブレットで一覧表示できます

ビジュアル的に表現できる効果は絶大

タブレットやプロジェクターなら、写真の一部を拡大したり、一枚の写真のなかでも話の流れに合わせて拡大する場所を変えながら表示したりできる。指で写真を拡大するというスマホでおなじみの操作であるが、プリントや資料集の小さな写真を使った解説ではこうはいかない。このちょっとした違いが、分かりやすさや理解度に大きく影響するという。

生徒主体のアクティブラーニングで生徒のクリエイティビティを引き出す

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授業の効率化で創出した時間を活用し、アクティブラーニングの実践も進んでいる。英語の授業では、選んだ県内の観光地を外国人観光客に説明するスライドを作成して、英語でプレゼンをさせた。その後、音声をつけてアプリ上で提出させた。さらに、外国人観光客役とインタビュアー役に扮してインタビュー動画を作成し、クラス内で発表した後にアプリ上で提出させた。

生徒たちは、熱心かつ積極的にセリフの英作文や暗唱に取り組んで撮影に臨んでいたという。動画やビジュアル表現に慣れ親しんだ世代だからこそ、分かりやすい表現を工夫するなど、先生の予想を上回って楽しんで取り組むそうだ。

さらに「生徒主体の授業」の実現へ

生徒が自分で調べて考えをまとめ、発表する時間がふえた。一方通行の講義型の授業から、生徒主体の授業へと着実に授業変革を成功させている。今後は、先生が提示したテーマに関して生徒が自分たちで問題を発見し、話し合って解決するような、より体験的で主体的な授業を実現していきたいという。

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KDDI まとめてオフィス:先生が教育に専念できるよう、運用上の「困った」を引き受け

導入検討時に話を聞きに行った県外の学校から紹介して貰ったのが、KDDI まとめてオフィスだった。導入検討時に生じた疑問にも、スピーディーに対応してくれた。学校は、どのような授業を実現するかの検討に専念することが、ICTの早期導入成功のポイントだ。機器の設定やトラブル対応などの保守を任せることができる、実績と対応力を有する会社を選定した判断は成功だったと振り返る。

★ 掲載した写真は、新型コロナウィルス流行前に撮影しています


<取材協力>
学校プロフィール:長野日本大学中学校・長野日本大学高等学校 様
長野県長野市私立/共学/小中高一貫教育/中学校338名・高等学校935名(2020年4月)
主体的に自らの意志と目標をもって、自らの道を拓く生徒の育成を目指している。
長野県ではじめて、中学1学年から高校3年生まで全員にタブレットを持たせた。

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