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オフィスラウンジとは?設置するメリット・効果や導入事例を紹介

オフィスラウンジとは?設置するメリット・効果や導入事例を紹介

2024年02月15日掲載
※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。

オフィスラウンジとは?設置するメリット・効果や導入事例を紹介

社会のグローバル化が進み、驚くほどのスピードで社会が変革していく中で、新しい製品やサービスを考えられる創造性ある人材の育成は、日本企業にとって重要な課題です。

人材教育などに力を入れる必要がある一方で、オフィスを工夫し、より開放的なレイアウトにすることは創造性に寄与すると考えられています。オフィスラウンジのような、社員が自発的にコミュニケーションを取れる、あるいはひたすら仕事に集中できる場を設けるのは、社員の創造性を育むのに役立つでしょう。

この記事ではオフィスラウンジの設置で得られる効果やメリット、および導入事例について紹介します。

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1.オフィスラウンジとは

オフィスラウンジとは?設置するメリット・効果や導入事例を紹介

オフィスラウンジとは、ゆったりとくつろげるようにレイアウトされたオフィススペースを意味します。オフィスカフェやコミュニケーションラウンジと表現されることもあります。

オフィスラウンジは、設置場所やレイアウトに明確な決まりがない、自由度の高いオフィススタイルです。従来のデスクが整然とならぶオフィススタイルとは異なり、ホテルや空港にあるラウンジのように開放的でくつろげる雰囲気が特徴です。

オフィスラウンジにはソロワークやミーティングだけでなく、ランチタイム、気分転換などさまざまな用途で活用できます。使い勝手のいい空間に仕上げられるよう、個人用のブースやファミレス・カフェスタイルのテーブル席など、用途にあわせたオフィス家具選びが重要です。

一般的なワークスペースとは用途が異なるため、デザイン性にこだわって空間を作り上げる企業も多く見られます。

2.オフィスラウンジの設置で得られる効果・メリット

オフィスラウンジとは?設置するメリット・効果や導入事例を紹介

オフィスラウンジを設置すれば、各社員が必要に応じて作業に集中したり、部署を縦断したコミュニケーションを取ったりできるようになります。結果として、新たなアイデアにつながる場面が生まれやすくなるのがメリットです。クリエイティブな発想を必要とする業種では、特にオフィスラウンジは役立つでしょう。

また、従業員満足度の向上につながるほか、従業員以外が出入りしないスペースのため、シェアオフィスなどを利用して働く場合と比較して情報漏洩も防ぎやすいでしょう。

これら以外にも、オフィスラウンジの設置にはさまざまな効果・メリットがあります。

オフィスラウンジの設置で得られる効果・メリットを4つ解説します。

2-1.業務効率化や集中力・モチベーションアップが見込める

業務効率化や集中力・モチベーションアップにつながることは、オフィスラウンジを設置するメリットの1つです。

集中力が低下した状態では、アイデアがまとまらなかったりミスが続いたりと、作業効率が悪くなります。オフィスラウンジのソロワークスペースを活用すれば、気分転換や視点を変えて物事を考えるきっかけにもなり、作業がはかどる効果も期待できます。

くつろぐことを目的とした空間であるため、カフェや喫茶店などに行かなくても手軽にリフレッシュが可能です。ドリンクや軽食を提供するカフェスペースがあれば、社員の快適度はさらにアップします。

2-2.社内におけるコミュニケーションの活性化につながる

オフィスラウンジを設置すると、好きな席で作業ができるためコミュニケーションの活性化が期待できます。

席が固定される従来のオフィスは、席が離れている社員との会話や仕事の相談がしづらいことがデメリットです。交流の相手が身近な社員に限られてしまうと、職場環境はマンネリ化してしまいます。

しかし、気分で好きに席を選べるオフィスラウンジがあれば、関わりがなかった社員ともコミュニケーションを図りやすくなります。それぞれが取り組んでいるプロジェクトに興味を持つきっかけになったり、オフィスラウンジでの何気ない会話の中から、課題解決のヒントを得たり、新たな創造に繋がることもあるでしょう。

全社員が利用できるため、働き方や部署の垣根を越えてコミュニケーションを図ることも可能です。

2-3.企業ブランディングの向上が期待できる

オフィスラウンジが設置された企業に対し、「働き方の自由度が高い」「社員同士のコミュニケーションが活発」といったポジティブなイメージを持つ人もいます。

ポジティブなイメージや評判は、企業ブランディングに大きく影響するほか、顧客との信頼関係の構築や同業他社との差別化、企業価値の向上などにも効果的です。

また、オフィスラウンジは人材募集のアピールポイントとしても活用できます。求職者にとって、オフィスデザインや快適性は志望動機の1つになります。

2-4.スペースを多目的に有効活用できる

オフィスラウンジは、多目的スペースとして有効活用できるのもメリットです。

目的が限定的な部屋は、使わない期間中はどうしても空間がムダになります。オフィスラウンジはアイデア次第でさまざまな使い方ができるため、空間を有効利用できます。

ソロワークやミーティング、ランチタイムの場としてだけでなく、イベントやセミナー会場として利用したり来客対応の場として活用したりするのもおすすめです。イベントやセミナーに訪れた人に快適にすごしてもらえるように、オフィスの内装や家具のデザイン性も意識しましょう。

注意点として、外部の人を招き入れるような利用を想定する場合は、社内の情報が漏れないような行動や発言を、社員に周知徹底させる必要があります。従業員満足度や生産性の向上を目的とするのか、多目的に利用できるスペースとして活用するのか、目的を明確化することが肝要です。

3.オフィスラウンジの導入事例

オフィスラウンジとは?設置するメリット・効果や導入事例を紹介

オフィスラウンジの導入を検討している場合は、さまざまなオフィスラウンジのデザイン事例を参考にするとイメージを膨らませやすくなります。

それぞれの空間の使い方や主な利用目的をチェックしてみましょう。

オフィスラウンジを設置している企業の導入事例を3つ紹介します。

3-1.エンターテイメント企業株式会社Bの導入事例

コンシューマーゲームなどを提供するエンターテイメント企業の株式会社Bでは、グランピングをイメージしたカジュアルなオフィスラウンジを設置しています。

ソロワークに適したセミクローズブースや、ランチや来客対応に使えるダイニングテーブルやソファーテーブルなどがあり、用途にあわせて使い分けが可能です。ウォールシェルフを活用してそれぞれの空間を区切り、雰囲気や用途を変えています。シェルフには自社の書籍や小物を飾っており、遊び心のある使い方が魅力です。

セミクローズブースには、音漏れ軽減のためにサウンドマスキングを設置しています。隣のブースのパソコン(PC)の操作音や会話がほぼ聞こえなくなり、集中力アップやプライバシーの確保に効果的です。

青と黒をベースにした会議室は、宇宙ステーションを連想する未来的でスタイリッシュな雰囲気に仕上がっています。会議に集中できるように、テーブルと椅子が並ぶシンプルな空間に仕上がっています。

3-2.IT系企業G株式会社の導入事例

IT人材事業を主軸としているG株式会社では、社員がコミュニケーションを図りやすくリフレッシュできる空間づくりを目指してオフィスラウンジを設置しました。

優しい印象の色合いや素材を使うことで、全体的に温かみのある雰囲気に仕上がっている、リラックスできる落ち着いた雰囲気のオフィスラウンジです。ソファーやカウンタータイプの作業スペースのほか、個室型のワークブースもあり、社員1人ひとりがニーズにあわせて利用できます。個室型のワークスペースは、ソロワークやWeb会議に便利です。

導入にあたっては既存のオフィス家具をできるだけ再利用し、新たにオフィス家具が必要なときはイニシャルコストを抑えるためにサブスクリプションを活用しています。サブスクした家具は返却や交換ができ、実際にオフィス家具を設置して雰囲気や使い勝手を試せることが魅力です。

3-3.総合エンターテイメント企業P社の導入事例

音楽や映像制作などの総合エンターテイメント企業であるP社では、会話が生まれやすい空間づくりを意識してオフィスラウンジを設置しています。

広々とした空間にさまざまなタイプのテーブルや椅子が並んでおり、ソロワークやミーティング、リフレッシュなど多用途に利用できます。ブラウンをベースにしているため、全体的に落ち着いた雰囲気が特徴です。

開放感のあるスケルトン天井やエリアごとに異なる照明など、デザイン性も抜群です。社員がリラックスできるように、大きな窓からは緑の木々が見えるように設計されています。

「食事できるスペースがほしい」「社員食堂がほしい」といった社員の要望に応えるために、ケータリングも導入し、ランチスペースとしても活用できるようにしています。ラウンジ内でランチを楽しんだり、テイクアウトして自席や外で食べたりすることも可能です。

まとめ

オフィスラウンジは、ソロワークやミーティング、ランチタイムなど多目的な用途に利用できるオフィススペースを指す言葉です。通常のオフィスのように整然とデスクが並ぶ場所ではなく、個人用のブースやファミレス・カフェスタイルのテーブル席などがあるのが特徴です。

オフィスラウンジを導入すれば、集中目的でブースを利用したり、コミュニケーションのためにテーブル席に集まったりするなど、各社員が必要に応じて活用できる場が生まれます。業務効率化やコミュニケーション促進、企業ブランディング強化などの期待ができるほか、空きスペースを多目的に利用できる点もメリットです。

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