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働き方改革とDXの関係性とは|生産性の向上につながる管理ツールや導入事例を解説

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働き方改革とDXの関係性とは|生産性の向上につながる管理ツールや導入事例を解説

2021年08月20日

DXのイメージイラスト

DXとは、デジタルトランスフォーメーションの略です。働き方改革の推進にともなって、DXを取り入れたいと思っている企業も多いでしょう。この記事では、DXを推進したいと考えている人に向けて、DXや働き方改革の概要、それぞれの関係性やスムーズに導入するための手順などについて解説します。ぜひ、DX導入に役立ててください。

目次

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そもそもDXとは

DXとは「デジタルトランスフォーメーション」を略した言葉です。ITを活用して企業の古い慣習や固定観念を大きく変えて、収益を得る仕組みづくりを行うことを指します。DXは、スウェーデンの大学教授である「エリック・ストルターマン」によって提唱されました。

DXのゴールは、ITによってビジネスモデルを変革し、企業の競争優位性を確立することです。DXと似た言葉としては「デジタイゼーション」と「デジタライゼーション」があります。詳細は後述しますが、DXは働き方改革と密接な関係があるとされています。

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デジタイゼーションとは

デジタイゼーションとは、自社のビジネスモデルにIT技術を取り入れることです。業務プロセス自体は変化させずに、業務にデジタル技術を取り入れて業務の効率化を図るという特徴があります。

たとえば、CRMツールを導入して顧客情報などを一元管理する、ツールによって業務の一部を自動化するなどがデジタイゼーションにあたります。

デジタライゼーションとは

デジタライゼーションとは、デジタル技術を活用して業務プロセス自体に変革を起こし、新しいビジネスモデルを確立することを指します。デジタル化によって、ユーザーに新たな顧客体験を実現させることが目的です。

たとえば、インターネット上でコミュニケーションが取れるSNSの活用やオンラインで楽しめる動画配信サービスなどが挙げられます。

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DXの推進が注目される3つの理由とは

DX推進はなぜ注目を集めているのでしょうか。ここでは、DXの推進が注目される背景について解説します。

1.急速なデジタル化で、ITの活用が必須になっている

社会全体におけるデジタル化は急速に進んでおり、ITを活用していない既存のビジネスモデルでは通用しなくなりつつあります。また、スマートフォンの普及によってインターネットを利用したサービスが浸透するなど、企業規模を問わずビジネスの根本的な転換が求められています。

2.レガシーシステムが限界を迎えている

レガシーシステムとは、既存の古いITシステムを指します。日本の企業では、レガシーシステムを利用している企業が多くありますが、「2025年の崖」問題が取りざたされています。

2025年の崖とは、レガシーシステムを2025年までに刷新しなければ日本企業全体で最大12兆円/年(現在の約3倍)の経済損失が出るという予測です。※この損失を避けるためにも、デジタイゼーション、デジタライゼーションを経てDX実現が急務となっています。

※経済産業省- DXレポート~ITシステム「2025年の壁」の克服とDXの本格的展開~(平成30年9月30日)より

3.ライフスタイル・働き方が多様化している

スマホやインターネットの普及により、ICT利用者が増加しています。また、コロナ禍や働き方改革に伴うテレワークの普及もさらに加速化しています。このように、顧客の消費行動や社員の働き方も多様化しているため、DX推進による変革が重要です。

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DXの導入に不可欠なシステムは3種類

DXの導入に必要不可欠なシステムは3種類あります。ここでは、各システムについて詳しく解説します。

1.SoR

SoR(System of Records)は、「記録のシステム」という意味です。その名のとおり、個人情報や機密情報などを正確に記録して、安全に管理することを重要視して設計されているシステムです。

たとえば人事管理や経理会計、販売管理といったシステムに利用されるケースが多く、正確性だけでなく安定性や安全性が求められます。

2.SoI

Sol(System of Insigh)は、「顧客の行動心理やニーズのためのシステム」と訳されます。Solでは、SoRSoE2つをつないで、インサイトと呼ばれる顧客の行動心理やニーズを把握します。収集・蓄積したデータを分析して新たな知見を得るシステムです。

たとえば、顧客の購買データから顧客の行動を分析するためのシステムが、Solにあたります。

3.SoE

SoE(System of Engagement)は、「つながりのシステム」という意味で、DX推進でもっとも注目を集めるシステムです。簡単にいえば、顧客との関係を構築するためのシステムで、企業と顧客のつながりを重視して設計されています。

WebサービスやSNS、クラウドやIoTなどのような、スピード感が求められ変化の多い分野でよく用いられます。

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働き方改革の内容とは

働き方改革の目的は、労働者それぞれが自分らしい働き方を実現できるような環境改善を行うことです。日本では少子高齢化が進んでおり、労働人口の減少は大きな問題です。

また、労働環境や働き方のニーズが多様化しており、柔軟な働き方を認める動きが加速化しています。働き方改革は20194月から施行され、適用対象が徐々に広がりつつあります。

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働き方改革の3つの柱について解説

働き方改革には3つの柱があります。ここでは、それぞれの内容について解説します。

1.長時間労働の是正

働き方改革法が施行されるまで、時間外労働の上限は実質存在しておらず、長時間労働が常態化していました。また、年間休日の少なさや有給取得率の低さなども問題です。これを改善するために時間外労働の上限設定が設けられ、ルールを破った場合には罰則の対象になります。

2.同一労働同一賃金

正規雇用労働者と非正規雇用労働者は、同じ仕事をしても待遇に格差があることが問題となっていました。働き方改革法の施行により、労働者の技術や経験が同一の場合は、非正規労働者であっても、正規労働者と待遇を均一にすることと定められています。

3.自分らしい働き方の実現

フレックスタイム制や在宅勤務など、働き方は多様化しています。また、オフィスにキッズスペースを設けたり、短時間勤務制度を取り入れたりする企業も増加しています。優秀な人材確保のために、従業員が働きやすい環境の構築が重要です。

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DXと働き方改革の関連性とは

DXと働き方改革にはどのような関係があるのでしょうか。ここでは、DXと働き方改革の関連性について解説します。

テレワークの導入

テレワークとは、オフィスに出社せずに自宅などの会社とは離れた場所で仕事をする働き方です。新型コロナウイルスの影響によって、人との接触を減らすという目的から急速に浸透しつつあり、場所や時間を選ばずに自由に働けます。

RPAの活用

RPAとは、入力や集計などの単純なパソコン作業を自動化できるソフトウェアです。RPA導入により、人が行う必要のない単純作業が自動化されるため、業務効率化や長時間労働の是正などにつながります。

ITを使った業務効率化

たとえば、ERP(総合基幹業務システム)の導入によって、これまでは各所に散らばっていた情報の一元管理が可能です。また、別システムとの連携で業務効率化、情報のみえる化なども実現できます。

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DX・働き方改革を推進する手順

DX・働き方改革を推進する際には、大まかな手順を把握しておきましょう。推進手順は以下のとおりです。

1.企業全体の経営戦略やビジョンを検討する

2.トップ層にDX推進についてコミットしてもらう

3.DXを導入するための体制を整える

4.自社に最適なツールを検討・選定して、実際に導入する

5.効率的にツールを使いこなせるようなシステムを構築する

6.データ活用に必要な基盤を構築する

7.現場での運用方法や業務フローなどを決定する

8.運用後の成果を確認して必要があれば改善するなど、PDCAサイクルを回す

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【事例あり】働き方改革を成功させたDXとは

ここでは、DXの推進によって実際に働き方改革を成功させた事例を5つ紹介します。

事例1

クラウド名刺管理を導入し、業務効率の改善につながった事例です。

従来は名刺の共有や管理に多くの時間がかかっており、社員の負担となっていました。そこでITツールであるクラウド名刺管理を導入しました。社員の時間の使い方や働き方に変化が生まれたことにより、生産性の向上や業務効率化につながっています。

事例2

AI活用によって生産性の向上につながった事例です。

AI導入前は、顧客との採寸で得た情報を手書きのメモに残し、システムに入力する必要があったため時間と手間がかかっていました。AI活用によって手書きメモをスキャンできるようになり、1件あたり1315分かかっていた入力業務が2分に短縮、労働時間の削減を実現しています。

事例3

RPAの活用により、人材不足を解決した事例もあります。

社員の異動で欠員が出てしまい求人への応募もなかったことから、受発注管理に充てる人材がいないという問題がありました。RPAを導入によって、人の手で入力していた業務5時間分のうち34時間分の処理が可能となり、業務効率化を実現しています。

事例4

デジタル化で生産性向上を実現した事例です。

2018年からRPAを導入し、1年間でさまざまな機器の制御と操作が自動で行えるロボットなどが稼働できる体制を構築しました。これにより年間で6万時間以上が削減されました。20203月時点では34万時間の削減効果が上がっており、生産性向上と働き方改革を実現しています。

事例5

DXを推進するためにIT部門を再編した事例もあります。

従来のIT部門を解体して、ビジネス部門とIT関連組織に再編、ビジネス部門とIT関連組織が密接に連携できる体制を構築して、生産性の向上やシステムの品質向上を目指しました。これにより、新商品の開発期間を約40%も短縮するといった効果が出ています。

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まとめ

DXとはデジタルトランスフォーメーションの略で、ITを活用してビジネスモデルを変革して、企業の競争優位性を確立し、収益を得る仕組みを構築することを指します。デジタル技術の進化やスマホの普及、働き方改革の推進などによって、DX推進への注目度はますます高まっています。

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※ 記載された情報は、掲載日現在のものです。