導入事例:江戸川学園取手中・高等学校 タブレットの使い方は様々 楽しみながらアクティブラーニングにつなげる導入事例:江戸川学園取手中・高等学校 タブレットの使い方は様々 楽しみながらアクティブラーニングにつなげる

2017年から、生徒が共用で使うタブレット90台をレンタルで使い始めた江戸川学園取手中・高等学校(通称:江戸取)。2019年度からは、個人用のタブレット(LTEモデル)を中学1年生全員に導入しました。現在は、中学1年2年がタブレットを使い授業を受けています。茨城県でも有数の進学校である江戸取では、様々な場面でタブレットが活用されています。

江戸川学園取手中・高等学校

  • 使い方はアイデア次第 生徒がより楽しく学ぶ
    使い方はアイデア次第
    生徒がより楽しく学ぶ
    生徒が楽しさを感じる使い方で、
    学習へのモチベーションを上げる
  • 授業の効率化が 生徒の主体的な学びにつながる
    授業の効率化が
    生徒の主体的な学びにつながる
    板書やプリント配布などの
    時間がいらないので、
    考え発表する機会が増加
  • 教員の事務連絡も 時間と距離を短縮
    教員の事務連絡も
    時間距離を短縮
    教員同士が、すぐに連絡がとれる
    チャットツールで効率化
導入サービス

学校プロフィール

江戸川学園取手中・高等学校

左から 3人の写真 社会科 亀山翔教諭 英語科 藤本紗英教諭 理科 金子真紀教諭

江戸川学園取手中・高等学校

http://www.e-t.ed.jp/

茨城県取手市
私立 共学 中等部904名 高等部1,307名
(2020年5月1日時点)
1978年創立以来、「規律ある進学校」として、心力と学力と体力のバランスのとれた教育を目指して邁進している江戸川学園取手中・高等学校。通称「江戸取(えどとり)」と呼ばれ、親しまれている。2014年度からは江戸川学園取手小学校が開学し、茨城県初の小中高12ヵ年一貫教育校となった。40周年を迎えた2018年度からは「NEW江戸取」と題し、「世界型人材」の育成のため新たな教育改革を本格的にスタートさせている。

抱えていた課題を KDDI まとめてオフィスが解決

  • 生徒が授業を好きになってもらいたい

    楽しませる工夫で授業が好きになる

  • 生徒がより主体的になる授業がしたい

    考え・発表する機会が増え生徒がより主体的に

  • 教職員の連絡を簡単にしたい

    チャットツールの利用で効率化

  • 故障などのトラブルへの不安

    予備機や専門家のサポート体制で安心

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導入と変化

使い方はアイデア次第
生徒がより楽しく学ぶ

英語科 杉浦紳教諭

英語科 藤本紗英教諭

グループで課題を解決する「協働性」が高まる
ICT教育推進委員長 小栗慎平教諭

江戸川学園取手中・高等学校(以下「江戸取」と称する)では、2019年度以降、中学に入学した生徒から1人1台タブレット(LTEモデル)を導入し、授業で様々な使い方を取り入れている。現在は中学1年生と2年生がタブレットを使っている。
中学1年生の英語を教える藤本紗英教諭は、タブレットならではの利点を多く見出している。CoNETS(デジタル教科書)を利用すれば、タブレットの英文をタップするだけで、英語の音声が再生される。タブレット導入前は、生徒それぞれがCDを持っていたという。藤本教諭は「CDを再生するのは結構手間がかかり、生徒がしっかりやっているという状況ではありませんでした。私も教室にCDプレイヤーを持って行かなくてもよくなったので今はとても楽です」と話す。

さらに、ロイロノート・スクール(授業支援クラウド)を使い、音声のない教材も教師が読んで録音して生徒に配ったり、生徒に音読の録音を提出させたりすることも可能だ。特に生徒に人気な使い方が、2人1組になり、1人がカルタの画像を見て英語で説明し、もう1人が英語の情報だけで同じ絵を描くというもの。ロイロノート・スクールを使い全員の作品が見られるため、生徒たちは授業のなかの短いアイスブレイクを楽しんでいる。藤本教諭は「中学1年生は英語で話すことに照れが出る時期ですが、それを取り除くために遊び感覚で取り入れている」と話す。

2人1組で1人が画像を見て英語で説明しもう一人がその説明を頼りにタブレットで描いたもの

そして、「紙の辞書よりもGoogle検索が有効な場面もある」という。例えば「garden」と「yard」の違いを説明する時、Google画像検索を使うと、同じ庭でもどちらの単語を使うかが一目瞭然だったと教えてくれた。どちらかと言えばデジタル機器に弱いという藤本教諭は、タブレットで特に難しいことをしているのではなく、生徒が英語により興味を持ち、より理解させるための道具としてタブレットを使用している。

また、体育では、マット運動のビデオを撮り、自分の映像を客観的に確認することでフォームの改善につなげたり、家庭科の授業では、理想の家の見取り図をチームごとに作って発表したりするなど、アイデア次第で様々なタブレット活用方法が生まれている。

  • 体育 マット運動をビデオで撮影

    体育 マット運動をビデオで撮影

  • 家庭科 理想的な家の見取り図を作成

    家庭科 理想的な家の見取り図を作成

授業の効率化が
生徒の主体的な学びにつながる

社会科(地理) 亀山翔教諭

社会科(地理) 亀山翔教諭

社会科(地理)の亀山翔教諭は、タブレットの導入後の授業について「生徒は一方的に話を聞くだけではなく、否が応でも発表する機会が増え、考えてプレゼンすることが学びにつながっています」と話す。例えば、ロイロノート・スクールを使い、教科書に出てきた情報を、生徒が白地図にまとめ、クラス全員に共有する。誰の白地図が分かりやすくまとめられているかなど、他の生徒の白地図を見て考えたり、自分の白地図と比較させたりして、より考え、より深く理解することにつなげている。紙を配ったり、集めたりしていた頃に比べ、タブレットでデータを共有するだけなので授業時間に余裕が生まれることが大きいという。
歴史を教える菅野英一教諭は、「今までは、生徒1人を指名して答えてもらうことが多く、他の生徒は考えなくても済んでしまっていたこともありました。今はタブレットで全員の回答状況を一覧で見ることができるので、みんながしっかり考えないといけない状況となっていて、それがアクティブラーニングにもつながっています」と話す。タブレットの導入が、授業の効率化と同時に、生徒全員が授業に積極的に参加する状況を促していた。

教員の事務連絡も
時間距離を短縮

江戸取では、教員たちの連絡にはMicrosoft Teamsが活用されている。従来、毎日の連絡事項を紙で配布していたが、現在はMicrosoft Teamsの先生のグループ内で書き込むだけで済んでしまう。朝のホームルーム中の生徒の出欠確認では、これまで教室と職員室間の連絡に、メモ用紙を職員室まで届けに行っていたこともあったが、現在は、タブレットで完結する。社会科(地理)の亀山翔教諭は、「小中高の社会科の教員でグループを作ってチャットをしています。チャットなので手軽ですし、履歴が残ることも便利です」と話す。小学校だけ少し離れた場所にあるが、これまでよりも綿密な小中高の連携が可能となっている。導入当初まで、教員がタブレットを使ってくれるのかという心配もあったというが、ICT教育推進委員会チーフの金子真紀教諭は、「学年に数人いるICTに強い教員が率先してタブレット使ってくれると、最初は使わなかった教員も使うようになっていきました」と話してくれた。

ICT教育推進委員会 チーフ 金子真紀 教諭

ICT教育推進委員会 チーフ 金子真紀 教諭

数学科 渡邊剛義教諭
教員の事務連絡も 時間と距離を短縮イメージ

ご担当者様の声

江戸川学園取手中・高等学校 ICT教育推進委員会 チーフ 金子真紀 教諭

江戸川学園取手中・高等学校 ICT教育推進委員会 チーフ 金子真紀 教諭

決め手は、親身になって相談に乗ってくれたことでした

2019年度の中学1年生に1人1台タブレット(LTEモデル)の導入を進めている時に、KDDI まとめてオフィスから、偶然電話をいただきました。すでにその段階で使用していた共用のタブレット(別会社からのレンタル)の費用に不満があったので、複数社とやりとりしていたなかでも、とても親身になって相談に乗ってくれました。生徒が壊した際の予備端末の用意や、MDM(モバイルデバイス管理)ツールの設定などを専門家がサポートしてくれることは、非常に心強いです。本来ならば、サポートセンターに連絡するようなことまで、営業担当の方にすぐ連絡してしまいますが、いつも対応いただいて本当に助かっています。

※MDM(モバイルデバイス管理)ツール=セキュリティーや使用するアプリの制限など一元的に管理するツール

KDDI まとめてオフィス 北関東支社 ソリューション水戸支店 支店長 中村祐介

KDDI まとめてオフィス 北関東支社 ソリューション水戸支店
支店長 中村祐介

一昨年度からダブレットをご導入いただき、教員の方々のご努力、生徒の方々の前向きな取り組みにより、日々進化し、授業に欠かすことの出来ないツールとなっていると実感しております。「心力・学力・体力のバランスとれた教育」に「ICT力」を加えることで、更なる高いレベルでの教育を実現していただけるのではないでしょうか。今後も最大限のサポートをご提供させていただきます。

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まとめ

  • 考えて・発表する機会が増えるため生徒が主体的になる
  • 授業を楽しくするアイテムとしての活用に最適
  • これまで難しかった音声での出題・回答が容易に使用できる
  • 教員の連絡はチャットで効率化