導入事例:大阪青凌中学校・高等学校 教員の働き方改革と 生徒から求められる授業の実現

大阪青凌中学校・高等学校の新校舎のコンセプトは「対話が生まれる空間」。ICTを活用した業務改善や生徒が主体的・対話的に学ぶ事例を紹介する。

大阪青凌中学校・高等学校
導入事例

  • タブレットの導入で業務を効率化 教員の週休2日制を導入
    タブレットの導入で
    業務を効率化
    教員の週休2日制を導入
    会議資料や提出物をデジタル化し
    教員の働き方改革が進んだ
  • 反転授業や自習に学習動画を使い 生徒のアウトプットを増やす
    反転授業や自習に
    学習動画を使い
    生徒のアウトプット増やす
    学習動画を活用し
    授業スタイルの変更や自習を充実
  • デジタルの特長を活用し 生徒を飽きさせない参加型授業を実現
    デジタルの特長を活用し
    生徒を飽きさせない
    参加型授業実現
    板書やプリント配布の時間を削減し
    生徒を飽きさせない参加型授業で
    主体的な学びを促す
導入サービス

学校プロフィール

大阪青凌中学校・高等学校

左から 学習支援部 部長 大塚幸 教諭 / 福力稔 校長 / 進路指導部 部長 居内正 教諭

大阪青凌中学校・高等学校

https://www.osakaseiryo.jp/

大阪府三島郡島本町
私立 中学校 77名 高等学校 1,022名
(2021年12月31日時点)
2020年4月に大阪府高槻市から島本町へと校地移転した大阪青凌中学校・高等学校。グローバル化や人工知能の発達など急速に変化する時代をたくましく生きるための知識やスキルを育むため、ICT環境の充実や探究型学習を推進。基礎学力だけではない学んだ知識の活用や発信する機会を創出し、新しい大学入試や実社会で求められる21世紀型スキルの育成を目指している。

抱えていた課題を KDDI まとめてオフィスが解決

  • 職員会議を効率化したい

    資料のデジタル化で会議時間を削減

  • 学習記録を可視化したい

    学習記録をデジタル化し負担軽減

  • クラス全体で理解を深める授業がしたい

    学習動画を作り反転授業を導入

  • 教科書への書き込みためらう

    デジタル教材なら消しやすく積極的に書き込める

豊富な導入事例があります。
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導入と変化

タブレットの導入で業務を効率化
教員の週休2日制を導入

福力稔 校長

福力稔 校長

学習支援部 部長 大塚幸 教諭

学習支援部 部長 大塚幸 教諭

進路指導部 部長 居内正 教諭

進路指導部 部長 居内正 教諭

2015年度に、教員用のタブレットを導入した大阪青凌中学校・高等学校。自校に合うスタイルを模索するため、それまで、いくつかの学校を視察してきた。その時に感じたことについて福力稔校長は「当時はタブレットを効果的に使えていると思う学校はありませんでした。そこで、端末を導入するだけではダメで、中心となるソフトウェアが重要だとわかりました」と話す。まずは、タブレットで使うソフトウェアについて検討する中、当時サービスが開始されるところだった教育プラットフォーム「Classi」の内容を聞き、校務に使えそうだと判断。次に、視察したほとんどの学校で起こっていたのがWi-Fiの不具合だったが、教育雑誌で見たセルラーモデルを使っている学校では通信に問題が起きていなかったという。こうして、セルラーモデルのタブレットを導入し、まずはClassiを使うことを決定した。

教員がタブレットを持ち、最初に大きな効果が現れたのが職員会議だった。毎月行われる職員会議で、配布していた紙資料をPDF化しタブレットで共有。これにより1回の会議で約1,000枚使われていた紙の削減に成功した。学習支援部部長の大塚幸教諭は「人数分の印刷をしなくてもいいので楽になりました。以前は、教員のレターボックスにそれぞれ資料を入れることもしていました」と当時の苦労を懐かしんだ。さらに、事前にPDF資料を共有し、読んでから会議に臨むことで会議時間の短縮にも貢献。長いときには2時間以上だった職員会議は、90分以内で必ず終わるようになった。

2018年度の新入生から、生徒1人1台のタブレット導入を開始すると、教員の仕事がさらに効率化された。これまで、生徒が学習時間を記入した手帳を集め、教員がその集計をしていた。進路指導部部長の居内正教諭は「学習時間を見て生徒のモチベーションが落ちていないかなど、面談でも活用しています。当時は表計算ソフトで集計して便利だなと思っていましたが、今はタブレットで生徒が自分で入力して、それが自動で集計されるので負担軽減のポイントとなっています」と話す。

2021年度から大阪青凌中学校・高等学校では、教員の週休2日制を導入した。福力校長は「ICTの導入によって、全般的に無駄な時間がなくなり、効率的に仕事ができるようになったことと、情報共有がしっかりできるようになったことが大きいです」と話す。ICTの活用で着実に業務効率化が進んでいる。

反転授業や自習に学習動画を使い
生徒のアウトプット増やす

数学 佐藤将一教諭

数学 佐藤将一教諭

高校の数学を教える佐藤将一教諭は、2021年度から反転授業を取り入れた。反転授業とは、従来の授業と宿題の役割を逆転させて行う教育手法である。佐藤教諭が教科書を教える10〜15分の講義動画をYouTubeにアップし、生徒は授業の前に動画を見て予習しておく。通常の授業では30分ほどの内容だが、動画では一方的に進行するため半分の15分以内にまとめられるという。講義動画による予習でインプットし、授業時間のほとんどを、演習問題を解き、グループワークを行うなどのアウトプットに充てられるようになる。反転授業を導入した理由について佐藤教諭は「数学の得意な生徒は教科書を見るだけで理解できるのに対し、苦手な生徒は噛み砕いて説明しても分からないという状況がありました。そのギャップを解消するため、生徒同士で教え合いをさせることで教員にはなかなか質問しにくい生徒もハードルを感じず質問できるようになり、クラス全体の理解レベルが上がるのでないかと考えました」と話す。グループワークで取り組むことにより、1人では解けなかった問題にチャレンジできたり、自分では思いつかなかった考え方を知ったりするなど、理解を深めることにつながっていく。佐藤教諭は「難しい問題を出しても生徒は意欲的に議論して解くようになってきました。これまでは時間がなくて授業時間で扱えていなかったレベルの高い応用問題にまで挑戦できています」と話す。反転授業を取り入れたことで、得意な生徒が満足できる問題まで取り組むことができ、苦手な生徒も教え合いによりフォローできていると佐藤教諭はクラス全体の底上げを実感している。生徒からは、他の教員の数学でもグループワークを取り入れて欲しいと要望が上がるなど好評で、他にも、学校を休んだ時やテスト前などにYouTube上の動画がいつでも見られる点も好まれている。

また、同じく学習動画としてオンライン学習サービスのスタディサプリを導入している。自習スペースには、スタディサプリの動画を見るためのWi-Fiスポットを用意し、生徒が自由に学べる環境を整備している。

反転授業と通常授業の比較イメージ

反転授業と通常授業の比較イメージ

デジタルの特長を活用し
生徒を飽きさせない参加型授業を実現

授業風景
授業風景
授業風景
授業風景

板書をせずタブレットだけで授業を行っている教員の授業を見学すると、生徒が常に何かをしている参加型の授業が展開されていた。

中学の英語を担当する安川舞教諭の授業は、タブレットを使ってさまざまなことが進められていく。生徒による例文のプレゼンテーション、アプリKahoot!で行う早押し形式のクイズ、デジタル教科書による本文のリスニング、聞いた英文の内容を確認する問題をグループワークで議論。最後に、新しく出てきた単語をフラッシュカードで復習した。この授業のなかで、生徒が一方的に教員の話を聞いている時間は少なく、自然と主体的に学んでいる印象を受けた。安川教諭は「英語も実技なので、話すことや発表することを軸に置いています。これまでタブレットなしでどうやって授業していたのかと思います」と、さまざまな使い方をしながらも効率よく授業ができるタブレットがなくてはならない存在となっている。

英語 安川舞 教諭

英語 安川舞 教諭

また、古文を教える古本莉彩教諭の授業では、紙の教科書では躊躇してしまいがちだった積極的に書き込む行為を、タブレットで行わせるようにしている。古本教諭は「本文に余白を付けて生徒が自由に書き込めるようにしたファイルを配布して授業を進めています。教科書だとマーカーなどで直接書くと消せないので、生徒が教員の答えを待つ印象がありますが、デジタルだと消して戻ることができるので自分の考えを書き込んで残すハードルが下がりました。生徒たちは手を動かすことができ、自分で考えることにつながるのではないかと思います」と話す。そして、題材をまとめる教材には探究的要素を取り入れている。「友達と話しながら調べたり考えたりすることで、主体的になるので覚えやすいと思います」と古本教諭は話す。このようなことができるのも、タブレットを導入し、板書やプリント配布などにかけていた時間を削減できているからだ。そして、古本教諭は、働く学校を選ぶ際、タブレットなどのICTを活用して授業ができる学校を探し応募していたという。学校としてICT活用の有無が、教員の人材確保にも影響してくるといえるだろう。

古文 古本莉彩 教諭

古文 古本莉彩 教諭

ご担当者様の声

大阪青凌中学校・高等学校 福力稔 校長

大阪青凌中学校・高等学校
福力稔 校長

学校の事情をくみ取り
細かいニーズにも応えてくれた

法人営業担当者が頻繁に来校してくれてコミュニケーションがとれていたので、学校の事情をくみ取っていただき、こちらからの細かいニーズにも応えてくれました。通信会社3社に相談した中で価格も含め総合的に1番でした。

KDDI KDDI まとめてオフィス関西株式会社 関西営業本部 法人営業2部営業1グループ 浅田裕基

KDDI まとめてオフィス関西株式会社
関西営業本部 法人営業2部営業1グループ
浅田裕基

大阪青凌中学・高等学校様を担当させてもらい常に伝わってくる事が「校長先生、現場の先生が一丸となり教育現場を良くしたい!」という熱意です。実際の授業や自習している場面を見させていただきましたが、タブレットがなくてはならないツールとなっている事に驚きを感じました。常に先生方がタブレットを活用し創意工夫されていることが、教育の改革、働き方改革にも繋がっているのだと感じます。今後もKDDI まとめてオフィスとしてお客さまのサポートをしていきたいと考えております。弊社では教育現場の課題を解決できるようなさまざまなサービス、体制をとっておりますので、ICT教育にお悩みであればまずはぜひご相談ください。

豊富な導入事例があります。
まずは資料をお役立てください。​

まとめ

  • 資料のデジタル化で職員会議の時間を削減
  • 学習記録をデジタル化し自動集計で負担軽減
  • 反転授業を導入し 教え合うことでクラスの底上げに成功
  • デジタル教材を駆使し 生徒を飽きさせない参加型授業を実現